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<ミュジトラベルとは>
ミュジトラベル (Musitravel)とは米国ニューヨークで以前活動していた、もしくは今も活動している若手音楽家たちが日本でコンサートをするために集まり、 ニューヨークから東京(日本)まで約2時間のコンサートプログラムで、まるで世界旅行をするみたいに音楽を楽しんでもらおうと、2010年から始まったプロ ジェクト。総合プロデュースは現在もニューヨーク在住の作曲家北村ゆい。世界 中に散らばっているメンバーでの企画のため、その都度参加ミュージシャンが変 わる。不景気という言葉が定着し、ただでさえコンサートや旅行というものが以前にも 増して贅沢に感じられる現代で「音で奏でる世界旅行」をプレゼントできればと いう強い思いを込めて、たくさんの国や作曲家の音色を楽しんでもらえるよう、あえて長い曲は演奏せず、もともと30分以上ある曲も楽章を引き抜いて演奏。参加するミュージシャンの十八番と言える曲はもちろん、全体のプログラムを考 え、お客様の耳に楽器や曲想のバラエティーを感じてもらえるように全員でプログラムの構成を行う。機内のアナウンスのように曲紹介をし、古典から現代曲ま でを幅広くお客様に知ってもらえるプログラムになるよう心がけている。
第 1 弾のコンサートは2010年6月23日に杉並公会堂で開催し、192席が 満席となる。第2弾のコンサートは2011年10月6日にルーテル市ヶ谷ホー ルで開催。東日本大震災のあと、復興を願って書き下ろされた作品を世界初演す るなど、「クラシック音楽で元気になってもらおう」をテーマにプログラムを組 んだ。満席には届かなかったものの、第1弾に続き好評であった。第3弾のコン サートは、2013年7月23日にサントリーホールのブルーローズホールで開 催。全出演者米国ニューヨークにあるジュリアード音楽院卒業生で行われた。ブ ルーローズホールの名にちなんで、「ブルーローズ」という新曲も発表。第4弾 のコンサートは2014年8月21日に杉並公会堂の小ホールで開催。日本、香 港、サンフランシスコ、ニューヨークから演奏家たちが集まり、ヴァイオリン、 チェロ、フルート、打楽器(マリンバ、大太鼓)、ピアノで様々な楽曲を奏で、大 好評の公演となった。 第5弾の2015年の夏のコンサートは、「音で奏でる世界旅行」の番外編とし て、イタリアに焦点を当てた。世界で活躍するヴァイオリニストの鷲見恵理子が ミラノの王宮で奏でたパガニーニ作曲の「24の奇想曲」を24曲すべてコンサ ートで弾く、という稀有なプログラムに、北村ゆいがイタリアの国花であるデイジーをイメージして作った新曲「デイジー」を組み合わせ、プライベートな40 席のサロンスペースから800席の公共ホールまで、全国9カ所でイタリアの風 を感じられるようなヴァイオリン独奏のプログラムを演奏。まさに「旅行」をし ながら演奏をする、という今までよりさらに 1 段上の試みとなった。
2016年以降は世界旅行にとらわれず、Musitravelという名の通り、音楽と旅行を掛け合わせたコンサート企画を立ち上げた。夏の終わりには全国4カ所をまわるツアー(第6弾)に加え、秋の初めには古典芸能の舞台にもよく使われる日本橋公会堂にて「音で奏でる童話の世界」(第7弾)を上演。ニューヨークにゆかりのある若手作曲家8名が新美南吉の童話や詩の世界に音をつけ、花道も使った演劇、朗読、ダンスも織り交ぜたスペシャル公演となった。
第8弾公演となった2017年は久々にカフェを使った小さいイベントで、いつも来てくださるお客様とより近い距離で「いろんなものを少しずつ」という意味の「A Little Bit of Everything」というタイトルのコンサートを開催。
年末には、ミュジトラベル初となるアルバム「思ひ出」をリリース。
2018年は日本橋公会堂での第2弾となる「音で奏でる時間旅行」という和楽器と洋楽器の融合、クラシックからミュージカル(英語)、そしてダンス作品(振り付け世界初公開)も含む全て北村ゆいの音楽作品を集めた企画で年明けを飾った。数日後に東京都内の中華レストランにて、初めてのディナーコンサートを開催。
日本の有名な童話作品を4つ集め、北村ゆいが音楽を書き下ろしたオーディオブックCD「音で紡ぐ童話の世界 Vol. 1」をリリース。
2019年2月には、2枚のCDの発売記念ツアーを企画。愛知、京都、大阪、岡山、福岡、鹿児島をまわる。3月9日には日本橋公会堂で「音で紡ぐ日本の物語」(佐藤ぶん太、北村ゆいの作品を主に)を上演予定。
ちょっと変わったクラシックコンサートを提供できる企画として、ニューヨーク と日本にゆかりのある若手ミュージシャンでプランを続けている。尚、アンサン ブル(団体)としての活動をしているが、コンサート企画の際に出演可能な個人が集まってプログラムを作り上げるスタイルであるため、毎回同じメンバーではない。